バイクと酒と…

バイクと酒と、その他もろもろ書いてます。

船橋のサウナ「ジートピア」に行ってきた

12月のある日、船橋のサウナ「ジートピア」に行ってきた。

千葉県船橋市のカプセルホテル&サウナ&マッサージ ジートピア JR総武線 船橋駅・京成線 船橋駅 3分の好アクセス。

 JR船橋駅から徒歩3分と書いてあるが、5分くらいかかっただろうか。

 先月までは「モンシャトー」と云う名前だったらしい。食堂のメニューには前の店名が書かれていた。その辺にユルさを感じる。

入館料は、日中は千円+消費税。深夜はさらにプラス千円。

 館内にはリクライニングシートやカプセルもあって全て追加料金無しで利用できるので、かなりの激安価格だ。

 店内に入ると靴箱の鍵を渡されて靴を収納し、フロントでお金を払い、ロッカーの鍵を渡される。一階のロッカーで館内着に着替えてから二階の浴室へ。

 浴室の前にはマッサージ室があって、外国人のお姐さんに「マッサージどうですか?」と声を掛けられた。俺はいつもサウナではマッサージは受けないのでスルー。

 浴室の中にはアカすりのコーナーもあって、これまた外国人のアカすり担当のお姐さんにしきりに声を掛けられるが、俺はアカすりもしないのでスルー。お姐さんの声掛け効果があるのか結構な人数がアカすりを受けていた。

 入館料が安い分、他の所で回収しているのだろう。カプセルのテレビも有料だったし徹底している。

 肝心のサウナと水風呂だが、サウナは低温と高温の2種類あって、高温は100度以上をキープしている。壁など経年劣化も見られるが概ね良好。

 水風呂は少し小さめ。水温計は無いので正確な温度は分からないが、体感では20度は下回っているので充分だ。店の人が温度計を持って計りにきたので設定を聞くと18.8度だった。

 しかし、俺が入った時間帯は、お客のマナーがすこぶる悪く、皆が汗を流さずそのままドボンしていた。

 俺が入ろうとすると水面に白く垢が浮いていたので、「サウナしきじ」の常連さんの様にがっつり桶で水を掻き出してから入った。

 最近良く行く赤坂のオリエンタルでは、こういう事態には遭遇しなかったんだけどね。ここの店はそれが普通なんだろうな。まぁ千円+消費税だから文句は言うまい。嫌なら帰ればいいし、そうでなければ掻き出せばよいのだ。

 湯船は二つ、ぬる湯とあつ湯があって温度の設定が抜群に良かった。 ぬる湯に長く浸かってからあつ湯に少し入ってからの水風呂のローテーションが気に入った。

 リクライニングシートのあるフロアには食堂もあるので一日中だらだらと滞在できる。ユルさが合わない人にはおすすめできないが、コスパが高いのでまた行ってみる事にしよう。

 

 

 

 

シンポジウム「関東の大雪に備える」に行ってきた2

そもそもこのシンポジウムは、2年前の2月に関東に大雪が降った事に起因している。
普段はめったに雪が積もらない小雪地帯の関東で、東京で30cm、特に山梨県では1m以上もの記録的な積雪になり、道路上で動けなくなった多くの車が何日も立往生したり、集落の孤立が数多く発生した。
この時に何が起こっていたのかを検証し、今後この様な大雪が降る恐れのある時、我々はどうすれば良いのかを考えよう、と云うのがこのシンポジウムの趣旨だった。

詳しくは、このシンポジウムが5時間にも及ぶ長丁場だったのと、内容がかなり専門的な事になるので、ここには書かない(書けないのではない)。

ざっくりとした事で云うと、

関東の雪の予報はまだ解明されていない事が多く不確実な事が多い

大雪が降り、車が道路上に立往生すると除雪が進まず、救急車などの緊急車両の通行の妨げになるので、大雪の恐れのある場合は不要不急の外出は控える

道路が不通になり孤立し、さらに着雪や倒木で電線が切れて停電が多く発生した。電気を使わないストーブや、数日の食料やスコップなどの少しの備えをしておく

など


シンポジウムのHPに荒木さんが撮った動画のリンクがあるので、興味のある方はそちらを見ていただきたい。

シンポジウム「関東の大雪に備える」2016年12月10日@気象庁講堂

中でも俺が興味を持ったのは、雪氷のセッションでの積雪の深さ・重さ・密度を観測する市民ネットワークを構築する、と云うものだ。
荒木さんがTwitterのユーザーに雪の結晶をスマホで撮ってツイートしてもらうのと似ているが、こちらはかなり専門的になるので、誰にでも出来るものではないと思う。
しかし、観測は天気予報の根幹なのだ。
いくらスパコンが発達した現在でも、観測した値をスパコンに入力しない事には予報は出来ない。気象に興味を持ち天気予報の精度が上がる事に期待をしている人は少なくはないだろうから、大勢の人々がこの雪の観測に協力していただきたい。

この日、一般の参加者の中には、俺が確認しただけでも、NHKの気象キャスターの斉田季美治さんや関口奈美さんの姿もあった。他にも多数の予報業務に携わる人が参加していたのではないだろうか。
荒木さんが普段からTwitterで発信しているおかげで多くの人が集まった。これを機に天気の研究が一気に進んで、予報の確度が高くなり、災害が減ることを願う。

 

 

シンポジウム「関東の大雪に備える」に行ってきた

 12月のある日、「関東の大雪に備える」と云う気象のシンポジウムに行ってきた。

 ここの所、酒を飲みに行った事しか書いてなかったので一言書いておくが、「シンポジウム」という名前の居酒屋やバーに酒を飲みに行ってきたのではない。

 

 主催は、日本雪氷学会、日本気象学会、メソ気象研究連絡会と、飲兵衛の俺が行くような感じでは無さそうだけど、気象庁気象研究所の研究官の荒木健太郎さんが登壇するので是非とも行っておきたかった。

 

 研究者って、普通の人には理解不能な凄く難しい事を考えていて、俺なんかとは縁が無い人だと思っていたが、荒木さんは彩雲やハロなどの、空で起きる現象の美しい画像をTwitterにアップして、少しでも一般の人に空に興味を持って親しんでもらおうとしている人なのだ。

 空や天気に興味がある俺は、以前から荒木さんのTwitterにアップする空の画像を良く見ていた。

 荒木さんは先月、11月24日に雪が降った日の前日に、自身のTwitterスマホで雪の結晶の撮影をして、「#関東雪結晶」のハッシュタグを付けてツイートしてもらう事を呼びかけていた。

雪の結晶はiPhoneでも接写すれば撮影する事ができる。雪の結晶の形により上空の雲の状態が分かり、難しいとされる関東の雪の予報に役立つらしい。

 雪の観測はアメダスなどで自動で行うのは積雪の深さくらいで、雪の結晶の採取は人が行わなくてはならず、観測点が少なすぎて、関東の雪の研究が進んでいなかったのだ。

 もちろん俺も参加して雪の画像を荒木さんに送った。

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 ちょっとピントが甘いが、六花の樹枝状結晶が撮れた。こんなのがスマホで撮影できるなんて…

 結構簡単に撮れたので、これは皆さんオススメですぞ。関東に雪が降った折には、フリースなどの素材に雪を乗せて撮り、撮影場所と先のハッシュタグを付けてアップしてもらえると、雪の研究に役立って関東の雪予報の精度が高くなるかもしれないし、樹枝状の結晶はキレイだから楽しみながら出来るので是非参加していただきたい。

 

 画像を送った後に、荒木さんからお礼のメールが届いた。TwitterのDMやメールで送った人に返信しているらしい。かなりの人数に返信しなければならないだろうに律儀な人だ。

 SNSを駆使して研究をするという先進的な一面もありつつ、とても誠実な荒木さんが登壇するこのシンポジウムは是非とも参加してみたかったのだ。

 

 会場に着いたらもうすでに満席で立見が出るほどの盛況ぶりだった。

 このシンポジウムは、気象・雪氷・災害情報の3つのセッションに分かれていて各専門分野の研究者7人が各20分間お話をされて、セッション毎にディスカッションをしていた。

 質疑は事前に配布した付箋に参加者が書いたものを集め、その中から司会者が抽出して登壇者が応答していたので、1人でべらべらと長い時間質問する人が居なくてとても良かった。

 途中で参加者が多くて付箋が足りなくなったが、Twitterで質問を受けたら?と参加者からの提案のつぶやきがあって、急遽Twitterでの質問が荒木さんのPCのTwitter画面がプロジェクターに写し出される様になった。今は殆んどの人がスマホを持っている。スマートホンだけに、スマートでスムーズな質疑応答が出来ていて良かった。

 

つづく

 

 

シネマノヴェチェントの「あらうんど四万十〜カールニカーラン〜」イベント上映会に行ってきた

先日の日曜日、横浜の映画館「シネマノヴェチェント」でご当地映画祭の企画として、あの「あらうんど四万十〜カールニカーラン〜」のイベント上映会があった。

上映後に監督・キャストのトークショーとその後に懇親会があったので、この映画をまだ観たことがない東京に住む同郷の高校時代の同級生を誘った。

「シネマノヴェチェント」は京浜急行横浜駅からひと駅、戸部駅から徒歩で10分、藤棚商店街の入り口にある、席数は28席と小さいけれど、こだわりを感じる映画館だ。

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思いのほか早く着いた。午前中からサウナに行って、少し喉が渇いていたので、チョイ飲みできる店は無いかと藤棚商店街を散歩していると、都橋「はる美」のノリスケさん(金曜日店主、女性)ご夫婦に会った。

先日、初めて「はる美」を訪れた際に、今日のイベント上映の事を伝えていたので来てくれたのだ。偶然だがノリスケさんのお宅はこの近所で、「シネマノヴェチェント」の館主とは知り合いだった。

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都橋はる美に行ってきた - バイクと酒と…

ノリスケさんは俺が映画館と反対側に向かって歩いているので、道に迷っていると思ったらしい。飲み屋を探していただけなのだが…

 

結局、昼間からやってる飲み屋は見つからず「シネマノヴェチェント」へ。

少し外で同級生を待ってから中に入ると、バーカウンターの前で、ノリスケさんが既にお酒を飲んでいた。その手があったのか…

そうこうしている間に同級生達も到着。 皆、すぐさまバーカウンターで生ビールを注文している。流石は酒飲み県の出身者だ。映画の中でも高知らしく昼夜問わずビールを飲んでいるシーンが多かった。リアルあらうんど四万十だ。

上映時間になったが、生ビールの樽を交換したばかりで泡が落ち着くのを待ち、注ぐのに時間がかかっている。しかしまだ映画は始まっていない。それはビールを注いでいる人がこの映画館の館主で、映写機を回すのも彼なので、ビールを注いでからじゃないと、映画は始まらないのである。こんなゆるい感じ、好きだな。

ビールも注ぎ終わり上映が始まった。

今日でこの映画を観るのは5回目。スクリーンで観るのはこれが最後かも知れないので、懐かしい風景をしっかりと目に焼き付けた。

今回初めて観た同級生二人も、高校の時に陸上部だったので余計に懐かしく感じただろう。

 

上映後、しばしの休憩ののち、監督とキャストと原案の西尾純哉さんが登壇しトークショーが始まるのだが、スクリーン前のテーブルにはビールが並べられていた。普通は水かお茶のペットボトルだろうが、このトークショーはビールを飲みながらやるらしい。監督もキャストも高知県出身なので、またまたリアルあらうんど四万十だ。写真は撮って無いのでノリスケさんのインスタでどうぞ。

Instagram

トークショーの司会はビールを注いでいた館主だった。映画イベントの司会に慣れていて、この映画のこれまでの経緯を詳しく分かるような質問をしてくれて、初めて観た人もこの映画の事が良く分かったと思う。

監督が撮影中に小島よしおが来るのを当日まですっかり忘れていた話や、カンヌ映画祭で、ドバイの金持ちにこの映画を気に入って貰えて、パーティーにまで呼んでもらって、さらに新たな展開があるかと期待していたら、その後は何も音沙汰が無かった話など、普段は聞けない話も聞けた。

「シネマノヴェチェント」ではご当地映画祭は今回で2度目だそうで、そんなご当地映画の中には、館主自身がつまらないなぁと思うものでも、その地元の人が大勢で観に来る、大人気の作品もあったそうだ。ご当地映画は作品の出来と集客の相関関係はあまりないらしい。

そんな辛口の館主も、この「あらうんど四万十」はインディーズで低予算でありながら、脚本が良くて面白い作品なので、地元以外の全国各地の映画館や台湾やメキシコでも上映されたのだろう、と評していた。

これまで、映画を数多く観てきた人にそう言って貰えるのは、この映画を微力ながら応援してきた俺にとっても嬉しい。

 

その後は懇親会があって、監督やキャストと参加者で、鍋を囲みながら、和やかに酒を飲みつつ、話題は続編の話に。構想はあるようだけど先立つものが無いとね…

 

四万十市出身で俺と小中学校同級生の、タケシ役の荒木誠さんはトークショーで、空きっ腹でビールを飲んだために酔いが回って、トークショーの最中に眠そうな顔になっていたが、復活していた。一つ年上の小中学校の先輩と四万十のローカルな話題で盛り上がっていた。

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終始ご機嫌だったのは、松田監督。

多分これが「あらうんど四万十」上映会、最後(?)のイベントだからか、やりきった清々しいこの笑顔。

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ヤス役のビーグル38能勢さんとアキラ役の西村雄正さん。

能勢さんは芸人さんらしく、スクリーンの中でも笑いを取っていた。

TOHOシネマズでの舞台挨拶でも、壇上の監督や俳優さんが観客を前に緊張する中、絶妙な間でツッコミを入れて皆の緊張をほぐし、会場を沸かせていた。

新宿の松竹角座でのライブを観に行った時は、鉄板のおじいちゃんネタを披露していた。また観たいなぁ。

西村さんは、撮影の数ヶ月前から東京でロードバイクを買って、相当走り込んでから四万十での撮影に挑んでいた。道理で映画の中で様になっていたのだ。

ラストのタケシに背中を押されてからゴールするシーンはいつも涙腺が崩壊するんだよな。

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あまりにも楽しくて、時の経つのを忘れていた。気がつくと22時を過ぎている。上映時間からだと7時間以上も経っていた。映画館にこんな長い時間居たことはない。

企画ももちろん良かったが、この映画館も良かった。シアターのイスも座り心地がいいし、バーカウンターもあって映画が好きで酒も好きな人にはたまらないだろうな。

ご当地映画祭での「あらうんど四万十」の上映は11月25日までだが、12月12日〜18日も上映されるので、まだ観てない方は是非ご覧になって頂きたい!

映画とトラットリア 横浜にある小さな映画館 シネマノヴェチェント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よさこい東海道に「とらっくよさこい」を観に行ってきた

8月に原宿で、「スーパーよさこい」を観てから約三ヶ月。

原宿でよさこいがあったぜよ その1 - バイクと酒と…

原宿でよさこいがあったぜよ その2 - バイクと酒と…

原宿でよさこいがあったぜよ その3 - バイクと酒と…

11月12日と13日の二日間、沼津でよさこいがある。

よさこい東海道」が開催されるのだ。あの「とらっくよさこい」も出場するらしい。

スーパーよさこい」の後も「とらっくよさこい」は西日本各地のよさこい祭りに参加していた。

今回は久しぶりに東京の近くに来るので、13日の日曜に沼津まで行ってみる事にした。

朝起きた時に鼻水が出てたのでバイクではなく電車でGO!

東海道線は、平塚から湯河原あたりの車窓の風景がイイんだな。先週、旅から帰ってきたばかりなのに、また旅行気分を味わった。

根府川駅のホームから見える海。

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熱海で乗り換え。

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電車は少し遅れたが、13時前に沼津に着いた。沼津駅からダッシュして、13時過ぎからの上本通りの「とらっくよさこい」の演舞には間に合った。

久しぶりの、「生よいさほいさ」はイイね。

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距離が短いのか、それとも久しぶりに観たからなのか、すぐに終わってしまった感じだ。

街並みを考慮すると、原宿で観るよりも高知の演舞場で観ている感覚に近いんじゃないかと思った。

「とらっくよさこい」の次の演舞までは少し時間があるので、うろうろしていると…

たろうフラフを見つけた!

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仲見世商店街に飾られていた。

たろうさん、第二子誕生おめでとう御座います!

 

イベント会場に行ってみた。

屋台ブースや食事用のテーブルとイス、ステージがあった。

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ステージ上ではアイドルが歌っていた。よさこいとは関係ないのでスル〜。

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タイムテーブルの出演者の中には、お笑い芸人の「BKB  バイク川崎バイク」も来ていたみたいだ。

 

アーケード審査会場にも行ってみた。審査員席に、遠くからでも一際目立つ、金髪ロン毛のサングラスの男性が居た。シャ乱Qのリーダーの”はたけさん”だった。沼津にゆかりのある人なのだろうと出身地を調べると、大阪だった。あまり関係無かったね。多分よさこいが好きなんだろうね…

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14時からの演舞の本町審査会場は、お客さんが大勢集まっていた。やはり人気が凄いな。

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演舞が終わった後、「とらっくよさこい」代表の磯木さんと少しお話が出来た。このブログを読んで頂いた事があるそうでびっくり。

有難う御座います!

これからも”俺”はずっと「とらっくよさこい」を応援し続けます!

 

ここから「とらっくよさこい」の次の演舞までの時間が2時間以上あった。各会場をぶらぶらしていたが、暇を持て余してしまった。

そこで、髪の毛が伸び過ぎていたので、暇潰しに散髪する事にした。

沼津の商店街は飲食店関係は賑わっていたが、散髪屋さんは暇そうなので、ちょうど良かった。

沼津によさこいを観に来た観光客で、散髪するのは俺くらいだろうな。

思いのほか短くカットされて、精悍というよりは、凶悪な顔付きになってしまった。歌舞伎町に飲みに行く時は、怖い人に絡まれないように気をつけよう。

 

髪の毛もスッキリしたところで 、アーケード審査会場へ向かった。

この会場の最後の出番の「とらっくよさこい」の演舞は、観客や他チームの踊り子と一緒に、通行止め解除の時間ギリギリまで20分ほどぶっ続けで踊るのだ。

これを、「よさこい東海道」名物「とらよさ無限ループ」と言うらしい。

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観客と思しき人も、振り付けを予習して来ているのか綺麗に踊っていて、皆さん楽しそうだ。

沿道で観ている人も皆、「よいさほいさ」でうちわや扇子を振って盛り上がっていた。

これは確実に言えるのだが「スーパーよさこい」の時よりも凄く盛り上がっていた。

高知の文化が、これほど静岡の皆さんに浸透していて楽しんでもらえる事は、高知県人として誇りに思う。

そして、高知からわざわざこの祭りを盛り上げるために駆けつ付けてくれた、踊り子の皆さんに感謝したい。有難う御座います。

 

 

 

 

 

 

「シマウマ酒店」(本店)と「さかな屋sancoシマウマ酒店」に行ってきた

この季節に仙台を訪れて、どうしても食べておきたいものがあった。

「セリ鍋」だ。宮城の郷土料理らしいが、最近まで知らなかった。セリの葉っぱの先から根まで全てを、鶏肉または鴨肉などと鍋に入れて食べるのだ。

セリは俺が秋田に居た時、きりたんぽ鍋には必ず入っていたので馴染みの食材だ。秋田でも根がそのまま鍋に入っていて、地元の人は根の部分に旨味があるのだと言っていた。

「シマウマ酒店」では、宮城県名取市のセリ農家さんの、こだわりのセリを使った鍋を数日前から始めていたのだ。

各店舗で味が違うそうで、nicoでは豆乳のセリ鍋、sancoは鴨肉と鴨の団子のセリ鍋だという。

nicoではトモゾウ君と貫ちゃんの渾身のアテを楽しんだので、sancoで鴨の「セリ鍋」を食べる事にしよう。

その前に「シマウマ酒店」(本店)  のお燗番に期待の新人が入ったそうで、Iさんと本店へ向かい、お燗を付けてもらった。

情けないが、ここでもう既に酔っ払っていた様で、写真を一枚しか撮っていなかった。

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お燗番のメグミちゃんは新人なのに、もう既にお店に馴染んでいて、この店でお燗番を何年もやっている様な感じさえある。詳しくは聞いていないが、貫ちゃんの様に飲食をやっていて、シマウマにお客さんで来て、魅力を感じたのだろう。今度来る時は、是非ともじっくりと飲んで、その辺の話を聞いてみたくなった。

 

その後Iさんと一緒に、いよいよ初めてのsancoに向かった。

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昨年の夏に、sancoの入るビルの地下にある老舗のBAR「クラドック」を訪ねている。昨年末に惜しまれつつ閉店したが、今年の夏から新しいオーナーが店名もそのままに再オープンしていた。後で行ってみよう。

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sancoの店内に入ってすぐのテーブルに、こちらを向いて座っている見覚えのある顔が…

 なんと福岡の杜の蔵の溝口さんが居るではないか!

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 溝口さんとは10年以上前からの知り合いで、今年の8月に大阪の「べにくらげ」で久しぶりに会っていた。今度は仙台で再び会う事になるとは、驚くばかりだった。

次の日に盛岡で酒の会があって、この日は仙台に一泊するそうで、仙台に純米酒の燗酒を根付かせようと孤軍奮闘している、「酒坊主」こと池田酒店の池田さんと一緒に訪れていた。

再会を祝して乾杯した。

溝口さんは、長年日本酒の営業畑を歩まれて来た。現在の肩書は取締役営業部長と、世間一般の会社ではいわゆる”偉い人”なのだが、構える様な感じはなく自然体で、気軽に話しかけられる雰囲気のおじさんだ。真面目な会話の中に駄洒落(親父ギャグとも言うが…)を散りばめて周囲の人を煙に巻く。だから溝口さんの周りで飲んでいる人は彼の駄洒落を「今のは面白くないな」などと言いながらも、皆ニコニコと飲んでいるのだ。この日も頭の体操と言いながら、駄洒落を言っては、「溝口ワールド」に引き込んでいた。

 

池田さんとも以前から会ってみたかった。

仙台で年に一度、「純米酒bowl」という純米酒の大きなイベントが開催されている。そのイベントの主催者が池田さんなのだ。

 仙台は何かと縁があって、ほぼ毎年訪れているが、ここ数年で燗酒を飲める居酒屋さんがグッと増えてきたのは、彼のそんな地道な活動が実を結んでいるのだと思う。

話に夢中になっていると、いつの間にか目の前に「セリ鍋」が!酔っ払っているので写真を撮っていない。

池田さんに取り分けて頂き、食べた。美味い!

仙台には「セリ鍋」のシーズンが終わる春までにはもう一度来たい。その時は「セリ鍋」をもっと味わえる様にsancoから訪れる事にしよう。

 

今回の仙台訪問は、俺は途中から酔っ払っていたので、Iさんにはたいへんお世話になったと言うよりご迷惑をおかけした。Iさんと一緒に飲んでいなかったら、多分sancoまでは辿り着けなかったんじゃないか?Iさん有難う御座います。仙台に行く度に、ご迷惑をお掛けするわけにはいかないので、次に訪れる時は、内緒でふらりと現れます。

 

今回の旅飲みは、大阪から仙台へ向かい、仙台では旅の疲れからか、または前日の飲み過ぎからか、すぐに酔っ払っしまった。いいタイミングで連休を取れたとはいえ、少し欲張り過ぎたようだ。しかし、東京では中々出会えないお店ばかりなので、新鮮だった。 特に仙台はこれからどんどんと面白くなりそうだ。仕事の出張などで訪れる機会が増えるといいな。

 

 

 

「シマウマ酒nico」に行ってきた

大阪に続き、仙台に朝着いてサウナに入って体調を整え、「シマウマ酒店」の中で一番早い16時が開店時間の「にほんしゅ屋シマウマ酒店nico」から行ってみた。

平日の16時とあってまだお客さんはいない。

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店長の和食担当トモゾウ君と中華担当の貫ちゃんが迎えてくれた。

この店は、最初にお通しと一緒に燗酒が平盃で一杯出てくる。

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この日の酒は、福岡の杜の蔵だった。そういえば夏に大阪の「べにくらげ」で杜の蔵の溝口さんに偶然会った。トモゾウ君にその時の話をすると溝口さんはこの店にも来た事があるそうだ。

8月18日の出来事 その3 - バイクと酒と…

 

一杯目は「神亀」の燗酒を注文。大阪から仙台に来ると流石に寒さを感じるので、さらに燗酒が美味い。

料理は「色々適当に…」とお願いすると、二人が次々と酒のアテを出してくれた。

 

牛スジのだまこ汁。だまこ汁とは秋田の郷土料理で、きりたんぽではなく、ご飯を潰して丸めた「だまこ(団子)」が鶏の出汁に入っている。仕事で秋田に住んでいて、食べた事があるので懐かしい。鳥ではなく牛スジだが、鶏よりも滋味があってイイね。

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白子とあん肝ポン酢。もう酒飲みにはたまらない。特にあん肝は「神亀」に合う。

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写真はないが、貫ちゃんが中華なべに油を入れて何かを炒めていた。油のいい香りがしているので何が出てくるのか楽しみにしていると、ラム肉の餃子だった。香りのいい油は胡麻油だそうだ。高い油を使っているんだな。これも燗酒に合う。

 

〆さばと黒ムツの刺身。サバは〆め具合も程よく黒ムツも美味い。燗酒をとめどなく飲んでしまう。

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するとトモゾウ君が、ポン酢がまだあれば付けて食べてみてくださいと、黒ムツの皮。こんな細かなサービスが嬉しい。

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 酒粕&筋子とたこわさ。

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味が酒粕と言われないと分からなかったので、トモゾウ君に訊ねると、味醂の粕を使っているそうだ。たこわさはかなり辛いので、少しずつ食べてくれとの事。山葵は直前にきざんで蛸と和えているから辛味が強い。その辺の居酒屋で出てくるたこわさとは別物だった。これだけで何杯も飲めそうだ。

 

他にも野菜の煮浸しや、宮城の酒を飲んだ。

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 しばらく一人で飲んでいると、社長のIさんが来てくれてご一緒した。近況やお店の事など興味深い話を聞いた。

「シマウマ酒店」で働いている皆さんは、お客さんとして通っていて「この店で働きたい」と言って入社してくるのだそうだ。

中華の料理人の貫ちゃんも最初は「シマウマ酒店」のお客さんだったのだ。中華と燗酒というスタイルが、彼の目には新鮮に映り、魅力を感じたのだろう。

そして 今はnicoでトモゾウ君と一緒に働いている。畑違いの料理人が側にいるのは、お互いにとてもいい刺激になるはずだ。

Iさんは、若い人はうちの会社で実力を付けて、ゆくゆくは独立して欲しいと仰っていた。

優秀な社員が抜けたら困るだろうに、社員の幸せの方が大事と思っている。太っ腹な社長だ。そんなところがIさんの元に人が集まってくる理由なのだろう。