バイクと酒と…

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原宿でよさこいがあったぜよ その3

8月28日スーパーよさこい2日目の朝、よさこいに行く前に職場の仲間とプチツーリングへ。

ツーリングと言っても渋谷区代官山の蔦屋書店に集まって、コーヒーを飲んで原宿あたりまで少し走るだけなんだけど、朝から蔦屋って開いてんの?しかも本屋なのにコーヒー?と疑問だらけで朝から代官山へGO。

到着すると、朝の8時前なのに本屋が開店していた。そして店内に入ると中にスタバがあって店内と外に席が設けられていて、本を読みながらコーヒーが飲めるようだ。代官山らしいオシャレな空間だ。

代官山 T-SITE | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設

亀有のバイク屋さんの仲間とのプチツーリングだと、筑波山方面に行って蕎麦を食って、道の駅で野菜を買って帰ってくるのがもっぱらなので、バイクでこんなオシャレな街に来たのは初めてだ。

店内のオシャレな空間に戸惑いながらウロウロしてると仲間と合流。コーヒーを飲んでから原宿の仕事場まで走る。

あっという間に原宿に到着。

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今回のプチツーリングの主催者のバイク、BSAだ。このバイクならオシャレな代官山は良く似合う。保存状態も良くて快調に走っていた。加速も良くてついて行くのがやっとだった。さすがはカフェレーサー。発売当初から改造しなくてもセパハンが標準だったらしい。

もちろん空冷なのだが、フィンが長くて凄い。これに近い国産のヤマハSRのエンジンを見慣れてる俺は、こんなに長いフィンは見た事が無い。やはりレース仕様なのだろう。同じバイクがマン島TTレースなんかを走っていたのかもしれない。

50年前のバイクなので、セルはもちろん付いてない。キックで始動するのだが、圧縮比がハンパなく大き過ぎて、デコンプレバーは必須だったり、デコンプレバー以外にも、点火のタイミングを変えるレバーを操作しないと、エンジンの始動ができないそうで、キック始動のヤマハSRにデコンプレバー無しで乗ってた俺でも、これはちょっとムリというか、元々お値段が高くて維持費も相当かかるだろうから到底買えません。

 そろそろいい時間なので解散して、俺はスーパーよさこいへ。

 

 

その前に「とらっくよさこい」のよいさほいさの時の扇子を買おうと竹下通りへ。大中やら他のお店を覗いてみるが扇子が見当たらない。ダイソーで探しているとこれがあった。f:id:majes:20160904094148j:image

竹下通りは外国人多いから、外国人向けの土産なんだろうけどね。この際、扇子の形してればまぁいいか。

扇子を探すのに時間がかかったので、急がないとNHK前ストリートでの「とらっくよさこい」の演舞の時間に間に合わない。

 

竹下通りから早歩きでNHK前ストリートに向かい到着すると、ちょうど出発したところだった。

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大扇子も見えた。

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 踊り子衆と歩きながら先に進んで行き、よいさほいさで掛け声をかけながら扇子も振れた。昨日よりも扇子やうちわを振ってる観客も増えていた。時間ギリギリだったけど扇子を買っておいて良かった。

ゴール地点での〆はやはり、よいさほいさで盛り上がった。

 

次の「とらっくよさこい」の演舞は12時台の表参道アヴェニューだ。ここは2日間の開催期間中で、日曜日の12時から夕方の間だけ表参道交差点から神宮前交差点の間を全面車両通行止めにして演舞を行う、最も長いストリートの会場で、出場している全てのチームが演舞できる訳ではなく、選ばれたチームだけが演舞を披露できるのだ。めったに封鎖される事が無い表参道で、よさこいを見られるのは観客としても嬉しいし、踊り子の皆さんもここで踊れるのは誇らしい事だろう。

早速、代々木公園ステージの近くで開催されている、うどん天下一決定戦で腹ごしらえをしてから表参道アヴェニューに行こうと、高知県から唯一出店してる四万十青のりうどんを食す。少し急いで食べたのでむせてしまって、あまり味わえなかったが、投票は地元のよしみで「大変満足」の箱に投票券を入れる。今度地元に帰った時には、ゆっくり味わって食べるぞ。

表参道に歩いて向かうと、12時前に着いた。観客は集まり始めていて、歩きながら観るのは不可能と判断し、ちょうど中間地点で座って観覧する事にした。

6チーム目が前を過ぎようとした時に「とらっくよさこい」の地方車が見えてきた。遠くからでも大扇子が見えるのですぐわかる。

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通り過ぎてからゴール地点に移動。

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踊り子衆が続々とゴールしても、地方車地方車の周りの扇子を持った人たちで曲の最後のよいさほいさで盛り上がる。観客もゴールに集まって来て、うちわや扇子を振っている。とにかく歓声が凄い。東京は第二のホームというのがよく分かる。「とらっくよさこい」が表参道アヴェニューで観客を一番盛り上げたのは間違いない。表彰式が楽しみだ。

  

そして原宿口ステージ に移動。「いなん」のステージを観る。昨日と変わらず流れるようなキレキレの踊りだ。ふとステージの右端の一番前で踊っている男性に注目すると、見覚えのある顔だ…幼なじみの同級生に似ている。「いなん」の土佐清水市は俺の地元のすぐ近く。ひょっとして幼なじみではないのか?と地元の事に詳しい友達に電話して確認すると、そうだと言われた。凄い、この歳でよさこいを踊るとは…後で声を掛けてみよう。

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普段、通勤で使ってる定期券を持っていたのを思い出し、明治神宮前駅から表参道駅へ地下鉄で移動してみる。すると表参道駅のホームで「おきゃく屋」チームに遭遇。表参道アヴェニューのスタート地点には全員が地下鉄で移動しているようだ。ボーカルの女性の皿鉢料理のオブジェが目立つのですぐ分かった。

画像はスタート地点の「ほにや」の皆さん。

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表参道アヴェニューのスタート地点でうろうろしたあと、再び地下鉄で明治神宮前駅へ。駅はこれから表参道アヴェニューのスタート地点に向かうチームや、ステージの合間に何処かに行って戻って来た奇抜な衣装の踊り子さんたちでごった返していたので、スーパーよさこいを知らないお客さんは「何かのイベントなの?」と普段と違う風景に驚いた様子だった。

15時台の原宿口ステージ「とらっくよさこい」の演舞を観る。これを含めてあと2ステージなのでしっかりと目に焼き付けよう。

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そしてまたまた、NHK前ストリートに移動して待機中の「いなん」の同級生に声をかけてみた。突然でびっくりしていたが、久しぶりの再会にもかかわらず、俺の事を思い出してくれたようだ。「いなん」は今年のよさこい祭りで200チーム中6位だったそうで、最年長の彼はチームの若い仲間と抱き合って喜んだそうだ。何だかメジャーリーグイチローみたいな存在でカッコいいな。いや年齢的にはサッカーの三浦カズくらいだから、彼の事を「よさこいレジェンド」と呼んでもいいんじゃないか?

よさこいをやっているおかげで、身体的にも精神的にも若いのだろう。だから年月を経ても顔が老けないから、俺も彼を見つけられたのだ。しかしあのスピード感のある振り付けをよく踊れるものだ。

時間になったので、彼は最後の演舞のスタート地点に向かって行った。

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動きが早いので画像がブレている。

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演舞が終わり、ゴール地点で二言三言話をしたが、彼は汗だくで肩で息をしながらも、やり切った清々しい顔をしていた。たった2日間の祭りのために、自費で東京までやって来て、踊り終わると高知に帰って行く。(彼の場合は奥さんも来ているから交通費は倍だ)

踊り終えて満足そうな彼の顔を見て、神奈川から高知に移住した荻島さんや彼が、よさこいにのめり込む気持ちが、分かったような気がしてきた。

そんな事を思いつつ、明治神宮の中の文化館 ステージへ。「とらっくよさこい」の最後の演舞が始まるのでステージの近くに進んでいくと、「よいさ」と「ほいさ」と書いてある2つの扇子を持っている人達に遭遇。「とらっくよさこい」のかなりのファンとみた。「とらっくよさこい」が登場してくると観客もこれが原宿での最後の演舞とあって歓声が上がる。本当に名残惜しく、まだまだ演舞を観たい。そんな気持ちで扇子を振った。

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表彰式は時間の都合で行けなかったのだが、俺が観たチームの結果は、「ほにや」が明治神宮賞、「いなん」が欅賞、「とらっくよさこい」が原宿表参道賞、「なかとさもん」がパフォーマンス賞だった。

昨日と今日、高知のチームを中心に初めて真近でよさこいを観て、充分に堪能した。来年もまた来よう、そして高知のよさこい祭りも休みが合えば行ってみたくなった。