仙台と大阪に行ってきた
最近、仕事が夜中の時間帯になって、酒を飲む機会が減っている。
拘束時間は短いため、仕事が終わった朝から飲もうと思えば飲めるのだが、好みの店は早朝やっていないので真っ直ぐ家に帰ると、睡眠欲が勝ってしまい晩酌もせずに寝てしまう。
これでは駄目だ。ブログタイトルには「バイクと酒と…」と酒が入っているのに、こんな事ではつまらない人間になってしまう。飲む機会を無理やりにでも作って飲みに行くぞ!と、訳のわからない理由をつけて先月に仙台と大阪に行って来た。
仙台はいつもの「シマウマ酒店本店」→「シマウマ酒店nico」→「クラドック」。
暫く飲んでいなかった為か、シマウマ本店で直ぐに良い感じに酔ってしまい、nicoではトモゾウ店長と貫ちゃんに、これでもかと酒と肴を楽しませてもらい、フラフラになってからさらに「クラドック」へ。
クラドックでは二杯カクテルを飲んで店を出た。そこから記憶が全く無い。
画像が一枚だけ残っていたが、二杯目のドライマティーニを作ってもらっている所だ。
翌日、気がつくと身体が痛い。何処かで転んで怪我をした様だ。訳のわからない理由をつけて仙台にまで飲みに行ったバチが当たったのだ。なんとか東京に戻って来られたが、お手数をお掛けした方が数名いらっしゃった。仙台の皆様、ありがとうございました。
そんな事があったにも関わらず、2週間後には大阪に居た。母校の野球部が甲子園に出場するので応援に行ったのだ。
その時の事を書いて地元の新聞の投稿欄に送ったら掲載されたのでこちらをどうぞ。
第3試合だったので当日の朝から行けば日帰りも可能なのだが、ちょうど連休だったので前日から大阪に入り、行きつけの、「燗の美穂」→「蔵朱」→「べにくらげ」へ。
その日は日曜で、どの店も混んでいた。夕方に予約せずに「燗の美穂」に行ってみると、時間限定で少しの間だけ入る事が出来た。仙台で失敗しているのでお通しとビール、燗酒を二杯で18時過ぎに店を出た。
その後「べにくらげ」に電話を入れると20時までは満席との事で、「蔵朱」へ。
「蔵朱」も相変わらずの人気だったが、運良くカウンターに座れた。
店主の大西さんの、いつも飄々とした感じが好きだ。穴子の塩焼きは表面はカリッとして旨味が凝縮されていて、燗酒との相性がとても良かった。
大西さんに酒をお任せで頼むと、日置桜の強力という同じ酒米で米の作り手違いの酒を出して頂いた。通常は同じ地域で作られた同じ酒米なら、農家さんが違っても混ぜて造るのが普通なのに、この日置桜を造る山根酒造場の社長の山根さんは、とても酒米に拘りがあるので、この様な酒を手間暇を掛けて造っているのだ。
しばらく飲んだら20時を過ぎたのでお会計をしてすぐ近くの「べにくらげ」へ。
この辺りから記憶が曖昧になっているのだが、旭菊と山形正宗を飲んだらしい。
隣のお客さんがやけに日本酒に詳しいのでお話をしていると、なんと料理人だった。しかも御尊祖父は和食の中興の祖と言われる方で、誰もが聞いたことのあるだろう有名なお店の方だった。超高級なお店で腕を振るわれているのに、とても気さくでいい人だったな。5月の大阪天満宮での日本酒イベントにお店が参加されるそうで、是非来てくださいと言われた。天気さえ良ければバイクで行ってみようかな?
そういえばその日は店の奥の方のカウンターに、テレビでよく見かける芸人さんが来ていた。個室の無いお店なのに普通に飲みに来られるのは、この店のご常連のマナーが良いからなんだろう。
いつもの事ながら、落ち着いて飲めるいい雰囲気のお店でした。