東京都江戸川区 サウナ&カプセルホテルニュー小岩310に行ってきた
1月のある日、江戸川区の小岩に用事があった。
小岩は自宅から遠くはないが、二日間に跨っての用事なので、サウナがあれば泊まってみるのもいいなと思い探してみた所、サウナカプセル宿泊朝食付きで3500円の「ニュー小岩310」を見つけた。新小岩ではなく小岩なのに何故か店名に「ニュー」が付く。
チェックインは14時、カプセルは翌日14時までだが、サウナは17時まで利用できる。
素泊まりだと3000円で、大阪で昨年泊まった、12時チェックイン12時チェックアウトの「アムザ」や「スパデォオ」よりも安く長く滞在できる。果たしてどんなサウナが待ち受けているのか?
いかにも「サウナでございます!」と云うような店構え。左右の女性の彫像が、レトロな雰囲気を漂わせている。
続々とオシャレなスパが開店している現在、下町に昔からあるサウナとして、とても貴重な存在だと思う。と云うのも、俺が足繁く通っていた、コスパ最強の下町サウナ、錦糸町「ピロー」が、昨年7月に閉店してしまっている。気軽に入れる身近なサウナが無くなるのはとても寂しい。
1階にはフロントで2階がサウナ、5階にカプセル専用ロッカーとカプセル。
サウナのフロアはエレベーター前にソファとテレビ、サウナのみのお客さん用のロッカー、アメニティやドライヤーがあるビューティルーム、トイレがある。
浴室は大きな浴槽が1つと、水風呂、洗い場、サウナが1室だ。
浴室の壁面には立体の壁画が飾られていて、玄関の彫像の様な雰囲気を醸し出している。船橋のジートピアも浴室内に彫像があった。昔ながらのサウナの内装は、皆同じようなインテリアデザインなのだろうか?
サウナは横長で15名程入れる大きさ。入口にはテレビリモコン、発泡ポリウレタンの個人用のマットが置いてある。温度計は105度、サウナストーブはオートロウリュは無く湿度は低め。
水風呂は体感で18度くらい。浅いが広さがあり数名が続けて入っても温度上昇は緩やかだろう。
外気浴は無し。浴室内にチェアが置いてあった。
カプセルは、昔ながらのスタイルで少し狭いが、特に支障もなくぐっすりと眠れた。
4階には無料の仮眠室もあった。こちらの料金は一泊2000円。仕切りと簡易なベッドに枕と毛布が2枚並んでいた。横になってみると頭の位置が高くなっていて、枕を使用するとさらに高くなる。クッションも無く少し寝づらい。頭と足を逆にして寝ると寝やすいと思う。
仮眠室の一角には「いびき部屋」なるものがあり、いびきをかく人はこちらへどうぞ、と云う事なのだろう。気が利いている。
3階にはレストランとリクライニングシートがある。
朝食付きなので焼き魚定食をオーダーした。通常価格は580円なので、少しお得だ。
小さな茶碗に、これでもかとご飯が盛られていたので、卵かけご飯にするためには、少し食べてからでないと卵が入らない。
さらに昼過ぎにサウナに入ってから、最近ツイッターで流行っているサウナの後の「とんかつ」の画像。
定食では無く単品で注文してビールを飲んだ。キリンクラシックラガーは近所の「古代の湯」のレストランにもある。渋いサウナには苦いビールを好んで呑むオヤジが多いのか?
さらにホッピーと日本酒もオーダーして、ただの1人呑み会になってしまった。赤いウインナーや画像は無いがニンニク揚げも添えられたチリソースが最高だった。
ちなみに5のつく日は、焼酎などのボトルが通常1900円の所、1500円だった。ボトルもキープ出来るのでかなりお得だ。
フロントのスタッフも皆さんフレンドリーで感じの良い人ばかり。
ただ1つマイナスポイントとしては、分煙がなされてない事。2階のサウナのロビーのソファー、3階のレストラン、5階のカプセルのロッカー前のソファーが喫煙可能で仕切りも無かった。分煙が当たり前の今、そうで無い所を見ると、この店に来る大半のお客さんが喫煙者なのだろう。タバコの煙がキライな人は、このサウナは駄目かもしれない。