8月18日の出来事 その1
今日から東京に帰るため、早朝に四万十市を出発する。今日の目的地は大阪だ。
前後に走るクルマは全くいない夜明け前の国道56号の海沿いを走っていると、後ろから猛スピードで走ってきたNISSANマーチを左に避けて先に通す。しばらくそのマーチの後ろを走っていたけど、全く追い付けないスピードで走り去っていった。早朝はこんなクレイジーなクルマもタマにいるんだよな、他人の事言えないけど…
窪川から自動車専用道路に入って須崎までの無料区間でおりる。帰りの行程は宿泊する分、高速料金を抑えるのだ。
須崎の街で給油する。前日にガソリンは満タンにしてあるのだが、これからひたすら山道を走るので念のため。
前もって早朝から開いてる店を調べておいたのでスムーズに到着。
ここから瓶ヶ森林道(通称UFOライン)を目指す。しかし道を知らないのでiPhoneのグーグルマップのナビ機能を使ってみるとする。iPhoneはトランクの中に入れたままBluetoothスピーカーをメーターパネル下のポケットに置いて音声だけで走ってみた結果、国道194号寒風山トンネル入口までの約70kmを一度も迷わずに到着できた。
これは途中の仁淀川の風景↓
高知方面から寒風山トンネルの手前で右に入ると旧道の194号。これを登って行くと瓶ヶ森林道の入口。
今まででこんな急な山道はバイクで登った事が無いくらいの道を登りきると、旧道の寒風山トンネル。愛媛県側から雲が流れ込んでいて高知県側から見るとトンネル火災のようだ。
旧道の寒風山トンネルの手前を左折すると瓶ヶ森林道の入口。しばらく走ると…
標高1200m以上のこんな感じの風景が広がっているのです。
俺はバイクでやっとここまで登って来た感があるのに、途中の旧道194号を自分の足で走って登っているおじさんがいたり、瓶ヶ森林道を数台の自転車の人が皆涼しい顔して走っていたりして、「君達、身体大丈夫なのか?」と聞いてみたい衝動に駆られた。
まだまだ先はあるのだが、夕方には大阪に着きたいので、来た道を引き返す。
旧道の寒風山トンネルまで戻ってくると、雲は出ておらず通行出来そうなので、愛媛県側に抜けてみる。
トンネルの中は照明は無く真っ暗だが、どうやら直線のようでしばらく走ると出口が見えてきたので篠山トンネルより怖くない。
トンネルを出ると高知県側よりも気持ち緩やかな下り坂だったので、行けども行けども麓までなかなかたどり着かなかった。
次の経由地は香川県の仏生山温泉だ。もちろん下道で行く予定だったが、西条の街まで下りてると気温と湿度が高くて蒸し暑く体力の消耗が激しそうだ。しかも香川に向かう国道11号はグーグルマップのナビでは所々渋滞していた。そんなわけで松山道の新居浜から高松道の大野原まで40kmほど高速に乗る。