高知県黒潮町 「須賀留の湯治場」に行ってきた 追記あり
高知に帰省したら行ってみたいと思っていた、「須賀留の湯治場」に行ってきた。
住所は「黒潮町鈴」となっているので、四万十市方面国道56号から県道25号に入り鈴集落を目指してクルマを走らせたが、随分と行き過ぎた所で気付いて引き返した。
この「へ」の字の小さな看板が目印だった。
消えているが「伝説の湧水」と書いてあるらしい。
鉄道で来て徒歩や自転車で行く人はいないと思うが、最寄りの土佐佐賀駅からだと、ここまで7kmという所だろうか。かなりの急坂なので徒歩も自転車も厳しいですぞ。
ここから海の方へ降りて行く道があるのだが、グーグルマップでは対応していなかったので分からなかった。この道は下り坂が急で曲がりくねっているので、クルマやバイクで訪れる方はご注意願いたい。
道に迷い、大した距離でも無いのに2時間以上かかってやっと辿り着いた。
看板には硫黄泉水とある。火山の無いこの辺りでは珍しい。そういえば、以前行った事がある栃木県さくら市の早乙女温泉も火山が近くに無いのに硫黄泉だった。
平家の落人や伊能忠敬が湯治をしたと書いてある。国道56号は山の方を通っているが、ひょっとすると昔は海沿いのこの辺りが遍路道でお遍路さんも入っていたのかも知れない。
この様に1人入るのがやっとの五右衛門風呂が一つあるのだ。
手前のタンクには湧水からホースで引っ張って来た硫黄泉水が入っているので、風呂に汲み入れた。
そして海岸で薪を拾ってきて窯にくべ、持って来た新聞紙を丸めて火を付けた。
思ったより薪が早く燃え尽きてしまい、何度か薪を拾いに海岸との間を往復した。
1時間程で丁度良い温度になったので入ってみた。思ったより浅くて肩までは浸かれないが、苦労して自分で沸かした湯は、これまで入った事のある名湯と言われる草津、乳頭、道後の温泉よりもずっと良く思えた。いつも何気なく行く銭湯や温浴施設のありがたみを実感した。
薪で沸かした湯だからだろうか、それとも硫黄泉だからか、順番待ちの方がいらしたのでほんの短時間しか浸からなかったのに、時間が経っても身体は暖かいままで、3時間ほどはTシャツで過ごしていた。
国道56号から県道25号の目印の「へ」の字の看板まで。
「へ」の字の看板と湯治場の位置関係。
追記 訪れた方からタンクに温泉水が入って無かったとコメントがありました。
その後8月17日に黒潮町役場に電話をした所、黒潮町役場佐賀支所の方から回答があり、タンクに温泉水を送る装置が故障していて、今の所修理するのは未定との回答がありました。
四万十市の温浴施設「平和な湯」に行ってきた
高知に帰省中の俺。
夜に酒を呑むことしか楽しみも無く、日中はやる事もないので、
「サウナに行こう!」
というわけで、一昨日、昨日に引き続き、今日は四万十市の中心部に近い「平和な湯」に行ってきた。
入館料は600円だ。安い!この価格だからタオルも館内着もついてない。洗い場にはシャンプーや石鹸も無いのでご注意を。ちなみに手ぶらセットは250円。
靴箱の鍵と引き換えにロッカーの鍵をもらい脱衣所へ。
脱衣所の設備は、ロッカー、洗面、ドライヤー(無料)、給水機(コップは使い回しなので気になる人は持参した方が良いかも)、体重計。
ここは15年ほど前に、オープンしたスーパー銭湯で、地下1200mから湧き出る温泉だが、湧出量が少ないのか源泉掛け流しでは無い。
だが、風呂の種類は豊富だ。大浴槽、露天風呂、気泡湯、シェイプアップバス、リラックスバス、樽風呂、歩行湯、打たせ湯、水風呂が2つもある。
特筆すべきは、シェイプアップバスで、ジェットの勢いがかなり強い。中々この勢いにお目にかかる事は無い。強過ぎて長時間やると逆に筋肉痛になりそうだ。水深もそこそこあるのでお年寄りや子供には危険ですぞ。
お目当のサウナは、室温は90度と申し分ない。タオルは敷き詰められておらず、各々がタオル地のサウナマットを尻に敷いていた。夕方近くになり、そのタオル地のマットが無くなると、発泡ポリエチレンのマットを敷いていた。タオル地のマットが補充されない所を見ると、1日何枚と決まっているらしい。
サウナ入口近くの水風呂の水温は、体感で20度を下回っていると感じられた。浴槽が小さくて2人が入ると満員だ。だが、外にはもう1つ水風呂があって、こちらは広い。水温は少しだけ中の水風呂より高めだが、空を見上げながら入れるのが良い。
側にはチェアもあるので外気浴が出来る。「いやしの里」の様に小鳥のさえずりは聞こえないが、都会では味わえない様な空気の清浄さは同じだ。
休憩室は和室の広間で、それほど混んでいなかった。温浴施設の和室の広間にありがちな、カラオケは無いので割と寛げた。
ロビーにはビールの自販機があるので、「いやしの里」の様にアルコールが呑めない事は無い。
食事はレストランが少し離れた所に併設されていて、風呂に入らない人も利用出来るようにフロントを通らない外からの入口があった。
サウナが思ったより温度が高めだったのと、水風呂と外気浴が気持ち良かったので2日連続で行ってしまった。
高知県四万十市にある温浴施設「いやしの里」に行ってきた
高知に帰省中の俺、サウナに入りたくなってしまい、検索してみたところ、近くにサウナのある温浴施設が二ヶ所ある事が分かった。
「平和な湯」と「いやしの里」だ。
どちらも四万十市内にあり、30分以内に行ける場所だ。
今日は「いやしの里」に行くことにした。
「いやしの里」は市内からバスで30分程の四万十川の河口近くの下田にある。
車で行くと15分位だろうけど、ビールを呑むことを想定してバスで行く。
30分程で着いた。宿やレストランもあるようだ。
近くにはキャンプ場もある。年末なのにキャンプ客も居た。
中に入ると靴を脱ぎ、靴箱の鍵をフロントで渡しお金を払う。料金は680円。
脱衣所には洗面とドライヤー、体重計、給茶機があって冷水が飲める。
浴室は温泉と薬湯、サウナと水風呂。外の露天風呂は海水を沸かした湯で、隣はウッドデッキで外気浴も出来る。
温泉は市内の安並と云う場所から運んで来ている。ちなみにそこには温泉スタンドがあって、50リットルを100円で誰でも買って帰る事が出来る。
サウナは温度設定が低く80度程なので、汗を掻くには少し時間が必要だが、サウナ専門店では無いので仕方あるまい。
それでも、水風呂は体感が17度位で俺には丁度良いのだが、他のお客さんは冷た過ぎるのか、隣の洗い場のシャワーヘッドを水風呂に突っ込んで、お湯を入れて温度を上げている人がいた。
水風呂の後にウッドデッキのチェアで外気浴をしたのだが、冬とはいえこの日は少し暖かく丁度良い感じ。周りは自然がいっぱいだから、空気もうまい。それに小鳥のさえずりが常時聞こえているのが非常に良い。とても癒やされた。
サウナ→水風呂→外気浴を数回繰り返し、今度は温泉→薬湯→水風呂→外気浴とルーティンの中に必ず外気浴が入るほど気に入ってしまった。
2時間以上浴室に居た。大満足で風呂から上がり、ビールの自販機を探すが見当たらない。フロントで尋ねると、飲酒運転防止のためこの施設はアルコールの販売は無いとの事。
この施設を利用する人の99%の人は、クルマで来ているのだろう。呑めないのならクルマで来れば良かった。
帰りのバスまであと1時間以上あるので、2階の休憩室へ。リクライニングシートのある休憩室は誰もいなくて寛げた。
前日訪れた高知市内の「高砂湯」よりさらに遠く、高知空港からだとクルマで3時間はかかるだろうが、最高の外気浴が出来るのでサウナファンや温泉好きな方にオススメですぞ。
高知市の老舗サウナ「高砂湯」に行ってきた
年末に高知に帰省した。
高知駅に到着して迎えが来るまで少し時間があったので、以前から気になっていた老舗のサウナ「高砂湯」に行った。
高知駅から歩いていける距離だ。
一階には銭湯、二階にはサウナがあり、銭湯は昼から、サウナは朝から営業している。
二階に上がって自動ドアを入ると、靴を脱ぎ銭湯風の下駄箱に入れる。
フロントでお金を払う時、女将さんに前から来たかったと伝えると、
「地味にやってるだけですから」と謙遜されてしまった。
入場料は600円。当然この料金なのでタオルや館内着は付いて無い。貸しタオルはあるとの事。
数人の常連さんが休憩室で、競輪グランプリのテレビ中継を見て、皆さん真剣に予想していた。この雰囲気、かなりディープだ。
脱衣所には洗面、ドライヤー(20円)、浴室の入り口には給水機、体重計がある。
サウナは高温とスチームの2種類があった。
創業以来使用されていると思われる高温サウナの中の温度計の表示は80度だが、もっと上がっているような気がする。充分な温度で、汗も吹き出す。
サウナストーブはブリキの板で、ほぼ壁一面が覆われていて見る事は出来ない。
テレビはあるが12分計は無くて、砂時計があるのみだ。
スチームサウナは高温サウナにくらべて温度が低く、汗があまり出そうに無いので覗いただけ。
浴室は広い。水風呂、打たせ湯、ジェット風呂、電気風呂は贅沢に二箇所もある。
高温サウナの入口の近くに、玄関の呼鈴のスイッチがあり、「打たせ湯」と書いてあるので押してみると、かなり離れた湯船の上から勢いよく湯が飛び出してきた。
洗い場の椅子は、みかげ石で出来ていて造り付けになっている。昔のサウナはこれが一般的だったのだろうか?珍しい。初めて見た。
特に、水風呂がいい!それほど大きくはないが深さがあるので温度の変化が少ない。温度計は無いが体感で20度は下回っている感じだ。また、井戸水を使っているのだろうか、水質も良い。
外気浴は出来ないが、サウナと水風呂で満足した。
昭和レトロな趣きの「高砂湯」だが、ホームページにはなるほど、昭和29年創業と書かれていた。にわかサウナファンなので何ともいえないが、こんな渋いサウナは日本でも貴重な存在なのでは?
高知は、よそから来るには遠いが、この店は全国のサウナファンの方に是非訪れて欲しい。
大阪府 難波 「スパディオ」に行ってきた
年末、少し忙しく予定もあまり立てずに大阪を訪れた俺。
大阪市内でサウナのある宿泊施設を探していると、何軒か候補があった。
そのうちの一つ、今まで泊まった事のない「スパディオ」に泊まる事にした。
プロサウナーのトントン先生のブログに、少し残念と載っていたので回避しようと思っていたが、残念具合を見に行って欲しいとコメントを返して頂いたので行く事にした。
昼過ぎにチェックイン。
カプセル宿泊料金は3800円。この施設は女性も利用出来る。
早速ロッカーで館内着に着替えて、浴室のあるフロアへ。身体を洗ってまずは風呂へ。湯は地下1000mから湧き出る温泉で、打たせ湯、ジャグジー、ラドン湯、白湯、岩風呂と種類も豊富だ。
サウナは、高温と塩サウナの2種類。高温サウナの中は温度は充分なのだが、トントン先生の仰る通り乾燥していた。
立派なサウナストーブ上のサウナストーンに天井から自動で水が垂れるのだが、その量が少ないのだろう。 他の店でも同じ装置を見たが、もっと水の量は多く垂れていた。
このサウナの独特な所は、個人用のサウナマットは無く、サウナ内には館内着のパンツを履いて入るようにと注意書きがあった。リネンの種類を少なくしてコストを下げているのだろう。
タオルと一緒にパンツが大量に浴室の入り口に 用意されていた。
だが、いちいちパンツを履いてサウナに入り、 水風呂に入る前に脱ぐのは面倒くさい。タオルを数枚持って入り尻の下に敷いて、汗をサウナ内に残さなければ良いのではないかな?
水風呂は、体感で20度は下回っているようで満足したが、種類が豊富な風呂に比べて狭いのが残念。
外の岩風呂の側には外気浴スペースがある。近くの高層マンションから目隠しの為のすだれがあるのだが、所々壊れていて残念。
建物の5階にあるので目の前を走る阪神高速15号堺線が近く感じる。近くの「アムザ」の外気浴スペースも同じように目の前が高速道路の風景だが、「アムザ」は6階なので少し開放感がある。
サウナ→水風呂→外気浴を繰り返した後は、もっぱら岩風呂でゆっくりした。
風呂から上がり、フロントでドリンク一杯サービス券を貰っていたので食堂へ。
小ジョッキとはいえ、サウナ後のビールのサービスはイイね。しかし、カウンターで呑んでいると、目の前の厨房のコンロから何故か白い煙がもうもうと出て来たので、直ぐにその場を離れた。その後も普通に営業していたので大事には至らなかったらしいが、ゆっくりと呑めなかったので、やはり残念。
それから外に呑みに行き、終電を過ぎてカプセルに帰還。翌朝寝坊してしまい、サウナと水風呂にささっと入ると、朝食を摂る時間が無くなってしまい、食堂は利用せずにチェックアウトした。
振り返ると、温泉は良かったけど、サウナ→水風呂→外気浴はいまひとつで、「ととのう」事は無かった。
トントン先生、残念具合が良く分かりました。
「アフロ女将が贈る!いちがいおかんと日本海」に行ってきた
暮れも押し迫った12月のある日、「アフロ女将が贈る!いちがいおかんと日本海」と云う陶器ギャラリーのイベントで、アフロヘアでお馴染みの、元朝日新聞記者の稲垣えみ子さんが日本海側のお酒のお燗をつけるのだ。
陶器ギャラリーのイベントらしく、酒器が多く用意され。その違いも楽しみながら燗酒が呑めるとの事。面白そうなので行ってきた。
店頭のポスターも、昔のレコードジャケットみたいでカッコいい。センスがいいなぁ。
最寄りの中目黒駅周辺は、目黒川で行われているイルミネーション見物の人々でごった返していた。
イルミネーションを見るよりも、酒を呑みたい俺は人の流れをかき分けて、青葉台にあるギャラリーに向かった。
ギャラリーには開始時間を少し過ぎたばかりだが、もう既にたくさんのお客さんが集まっていた。アフロヘアの稲垣女将が燗銅壺(かんどうこ)の前に立ちお燗をつけている。
稲垣さんは、会うたびにアフロが巨大化しているようだ。
前回お会いした、「大江戸日本酒まつり」の時↓
今回のイベント。真剣な顔でお燗をつけている↓
ギャラリーに入ると偶然にも、「神田新八」代表の佐久間丈陽さんに会った。
神田 新八 本店 神田 和食全般 | 佐久間 丈陽 氏
彼とは何故か、思わぬ所でばったりと出会う事が多い。佐久間さんは最近、この近くの中目黒高架下に「伍燗」と云う新店を開店している。先日、開店の知らせの葉書を頂いていた。
お店を少しの間だけ抜けて、このイベントの様子を見に来ていたのだ。
たくさんのお客さんが一気に訪れたため、稲垣さんは戸惑っていたが、佐久間さんがアドバイスをしてスムーズに燗酒が提供できるようになった。流石はプロだ。
彼は10月に神田の金物通りで行われた「大江戸日本酒まつり」の主催者でもある。
大江戸日本酒まつり 2016に行ってきた - バイクと酒と…
日本酒、特に燗酒の普及に余念がない。いつ会っても腰が低くて真面目な青年だ。といっても、もう30代後半だから青年と云うのは憚られる歳かもしれない。
父上から家業を引き継いだ時、お店は2店舗だったが、現在では6店舗とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで突っ走っている。
俺は彼に会うと、商売で成功する秘訣を教えて欲しいと聞くのだが、こちらの訪ね方が悪いせいか、もしくは卑しい顔になっていて呆れられているのだろう、いつもはぐらかされて教えてくれないのだが、周囲の人から伝え聞く話では、彼はいつ寝ているのだろうと思われるほど、いつも仕事をしているそうだ。
それに彼の話を聞いていると「ご縁があって…」と度々「縁」と云う言葉が出てくる。
飲食業は蔵元、生産者やお客さん、従業員との縁も大事だろうし、新店を出店する際の不動産会社との縁も大事だろう。
よく働き、人と人との縁を大事にするのが商売を成功させる秘訣なのかも知れない。
こうして年に数回、少しの間だけだが、彼に偶然にばったり会う事も何かの縁なのだろう。彼にとっては俺に会う事は何のメリットも無いが、俺にとっては色々な事を考えさせられるきっかけになるので、こうして彼と会えるのは、ありがたい事だ。
稲垣さんの燗酒は、俺の好みの味だった。ただ、人が多くてせっかくたくさんの酒器があるにもかかわらず、器との相性を合わせる事が出来ず少し残念だったが、燗酒を呑む人が多く居る事に関心した。是非とも佐久間さんのお店に行って頂いて燗酒をどんどん呑んで欲しいものだ。
押上の「酔香」に行ってきた
12月のある日、押上にある日本酒バー「酔香」に行ってきた。
「酔香」のマスターのSさんとは、その昔、俺が池袋の会社でサラリーマンをしていた頃からの呑み仲間だ。仲間と書いたが彼の方が10歳程歳上だ。
当時、池袋の会社のすぐ近くに小さな居酒屋があって、そこで彼と知り合った。
その店は広さはわずか6坪。カウンターと小上がりが1つの小さな店で、メニューも無く初めて入った時には怪しい感じがしたが、今でいう日本酒バーの様な店だった。ちょうどバブルの頃で巷には派手な店ばかりだったので、それとは真逆の、渋く日本酒を飲ませる店は、知る人ぞ知る隠れ家的な存在だった。あの太田和彦さんも訪れた事があるらしい。
集う常連は皆さんが俺より年上で、個性的だが素敵な人達ばかりだった。
その中でもSさんは上品な大人の酒呑みで、いつも店にはスーツにネクタイを締めた姿で現れ、ダンディなイメージがあった。
その彼が長年勤めた大手出版社を辞め、6年前に突然押上で日本酒バーを始めたのだ。
開店日を聞きつけ行ってみると、初めて見る彼のカジュアルな服に前掛けの姿。これが意外と似合っていて(失礼)、店のしつらえが酒屋を改装した下町風の趣のある内装のせいか、既に何年も営業しているような立派な酒場の主人に見えた。
ちょうどその頃、押上に仕事場があったので足繁く通った。
最近は足が遠のいていたが、その日はSさんにちょっとした良い報告があったので、久しぶりに訪ねた。
これはマイ平盃で、開店当初から店に預かって貰っている。丹波立杭焼の作家の方に縁をできる限り薄くして作って貰った焼締めの盃だ。
久しぶりに呉春(ごしゅん)を。この酒は色々と思い出がある。俺の日本酒好きは、実はこの酒から始まったのだ。
先述の池袋の店の戸に、日本地図が描いてあった。全国各地の地酒の銘柄が書いてあるのだが、大阪の辺りに「呉春」とあった。
その頃日本酒に詳しい先輩から、大阪の呉春と云う酒が旨いと聞いていたので、その店に入ってみた。その時、呉春は無かったが色々な日本酒を飲ませてもらい、日本酒ファンになったのだ。
御祖酒造の「遊穂の湯〜ほっ。」温泉マークはやはりこの形がしっくりくる。
この他に画像は無いが、神亀純米酒、ハートランドビールなどを呑んで酔っ払ってしまい、いい加減になってきたのでお勘定をして帰った。