バイクと酒と…

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銭湯っていいよね

 昨日は、一日中屋外に居て身体が冷えたので、仕事帰りに荒川区町屋の「カネカ湯」のサウナと、ビリビリを強く感じる(俺の個人的な意見)直角配列の電気風呂に暖まりに行った。

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 頭と身体を洗って右端の「高温」と書かれた湯船にしばし浸かった後に、サウナに入った。

 サウナは100度越えで、いつもの乾燥気味。最近来た時には健在だった12分計は、高温過ぎて壊れたのか、あった場所には配線が剥き出しの状態。5分間の砂時計は2台ある。

 そういえば「古代の湯」の12分計も最近壊れていた事があった。

 5分以上サウナに入り、汗が吹き出した所で水風呂へ。

 地下125mの井戸から汲まれた水風呂の水温計の針は、22度を指していた。体感では20度位に感じたので、気持ちよく入る事が出来た。この温度だと長く入る事が出来て気持ち良い。さらに外気浴もして1セット目で既にととのってしまった。

 さらに3セットで汗をかいた後、いよいよ直角配列の電気風呂へ。

 この銭湯は電気風呂の使用率が低いので、いつでもビリビリにありつける事が出来る。 今迄に3回来たが、電気風呂を使用している人を見た事がない。十二分に電気風呂を堪能した。

 サウナと電気風呂の効果なのか、翌朝の通勤時に寒さを感じず、足取りも軽やかだった。

 昨日の「カネカ湯」は活気があった。やっぱり、お客さんが多く入っている銭湯はいいね。

 俺は東京へ出て来てしばらくは、金が無く風呂無しアパートだった為、毎日銭湯に通っていた。(今でも金は無いのだが…)

 通い始めた当時の料金は270円だった。それから280円→295円→310円と値上がりしたのを覚えている。

 その頃の銭湯は時間帯にもよるが、今よりもお客さんは多く、活気があった。風呂無しアパートが下町にはまだ残っていて、お客さんも多かったのだろう。

 俺が行ってた下町の銭湯は、近所の床屋で修行するために地方から来ていた若い理容師達、呑み仲間の友達、脱衣所で突然素っ裸で腕立て伏せを始めるオジサン、身体に入れ墨のお爺さんが孫を連れて来ていた。それぞれに皆さん個性が強いが、それでいて脱衣所の床に水滴が落ちている事はなく、マナーはしっかりと守られていたように記憶している。

 皆、ほぼ毎日顔を合わせるので、自然と会話が生まれ、銭湯の脱衣所が憩いの場だった。

 最近、久しぶりに銭湯に通うようになったのだが、近所の銭湯も閉める所が多くなり、そんな憩いの場も減りつつある。

 先日、埼玉県川口市の「喜楽湯」に行って来た。この銭湯は若い男性2人で営業している。

 どんな経緯でそうなったかは知らないが、家業を継いだのでは無さそうだ。

 この銭湯は薪で湯を沸かしている。

 表の駐車場に解体業者が持って来た家屋の廃材の薪を、裏の釜場まで2人で薪を運ぶのも重労働だろう。

 若い人が銭湯文化を残そうと頑張っているのを見ると、頼もしい。俺も頑張って銭湯に通うことにしよう。