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全国きき酒選手権大会 東京予選

ツイッターで締め切りが近い事を知り、思わず応募してしまった「全国きき酒選手権大会 東京予選」

応募者多数で抽選らしいが、当選のメールが来た。

今年から有料になったそうで、参加費1000円を払って参加してみることにした。

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会場に来てびっくりしたのは、2年前に予選を突破して全国大会に出場した友人が参加していた。俺は彼には出場する事を伝えていたけど、自分も出場するとは一言も言ってなかったのに…

彼は俺を驚かせて、終わったら一緒に飲みに行こうと思っていたそうだ。もちろん飲みに行こう!

 

知り合いが居て、一気にアウェー感が無くなって緊張がほぐれた。と言ってもそれほど練習もしてないし、気合いも入って無かったのだが…

19時になり開会式が始まり、日本酒造組合中央会の方の挨拶と、競技委員長からきき酒の方法や注意点の説明があって、すぐに大会が始まった。

抽選で選ばれたおよそ100名が20名ずつ、5つのグループに分かれていて、まずは2組のグループが別室のきき酒会場に向かって行った。

俺は3組目のグループだった。スケジュールを見ると、あと30分は開会式のあった会場で待機しなければならない。大勢の人がいる中で待たされるのはとても苦痛なので、一人離れて、エレベータホールでストレッチなどをして精神を集中させた。

30分ほどで前のグループが戻って来て、係の人の案内できき酒会場に通された。

テーブルには、酒の入ったコーヒーサイフォンのようなな容器が、アルファベットのAからGまで7個並んでいる。その隣のテーブルには全く同じ様に7個の容器がイロハの順でイからトまで並んでいた。

 

これは見本の容器。下からグラスで突き上げると酒が入る仕組み。

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同じく見本の、口に含んだ酒を吐く「吐き」と呼ばれるもの。

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「吐き」には日本酒センターと書かれていた。昔、銀座にあったなぁ。

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まず7分間で、AからGまで7種類の酒のきき酒をして、自分の好みの順番で1から7の番号をつける。

その後、1分間のインターバルをはさみ、隣のテーブルのイからトの7種類の酒のきき酒をして、前のテーブルのAからGのどれかを決めるのだが、最初の7分間で好みの順番に番号をつけた。ここが採点で重要視される部分だ。

例えば1つ組合せを間違えた場合、間違えた酒の好みが近い番号なら減点は少ないが、遠い番号なら減点が大きい。

しかし、全問正解しなければプレーオフには出られないだろうから、間違えた時にできるだけ減点を少なくしようという考えは、潔く捨てた方がいいと、前述の友人に教えられていたので、好みの順番はつけない作戦にした。

いよいよ時間となり、きき酒をやってみたのだが、時間を気にしなければならず、かなり難しかった。

 

結果発表では、6名の方がプレーオフに進出した。

 

俺の結果は散々で、同じくプレーオフに進出できなかった友人と終了後に、新橋のビアホールに飲みに行った。

きき酒選手権大会よりも飲み会の方が楽しかった。来年はもう出るのはよそう。

 

きき酒の会場を出る時にお土産として、清酒グラスを貰った。柳宗理デザインの居酒屋なんかでよく見かけるグラスだ。我が家にも日本酒イベントで貰った同じグラスが2〜3個はある。多分、今回の参加者の大半が日本酒ファンであるから、同じグラスを持っている人は多いのではないだろうか。これはいらないよなぁ、と皆さん思っているはずだ。

箱を見ると「佐々木硝子株式会社」とある。f:id:majes:20161014053335j:image

佐々木硝子は2002年に東洋ガラスと統合していて現在は、「東洋佐々木ガラス株式会社」になっているので、少なくとも14年以上前に作られたモノらしい。日本酒造組合中央会の倉庫に眠っていたのだろうか?グラスの底には佐々木ガラスの刻印もあったので、そんな意味ではレアなグラスなのかもしれない。

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昨年まではお土産は無かったそうだが、今年からは有料になったので、お土産を用意したのだろう。貰っておいて何だが、グラスなんかいらないよなぁ…