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バイクと酒と…

バイクと酒と、その他もろもろ書いてます。

「蔵朱」「べにくらげ」「燗の美穂」に行ってきた

今回の旅の最大の目的は、先月の「大江戸日本酒まつり」で見事な燗をつけていた大西さんの店、「蔵朱」(クラッシュ)に行く事だ。

京都から昼過ぎに大阪に着いてサウナに入り、夜行バスの旅の疲れを癒し、充分に体調を整えてから店に向かった。

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場所は大阪市営地下鉄堺筋線堺筋本町駅から徒歩で5〜6分。

なんと、夏のツーリングの時に立ち寄った「べにくらげ」のすぐ近くだった。

店内はカウンター6席と小上がりが二つで、大西さんが一人で切り盛りしている。流れているBGMは落語だ。

酒は西日本の酒蔵の酒を中心にかなりの種類が置いてある。

まずは、奈良県の久保本家酒造の数種類ある「睡龍」の中からお任せで注文した。

品書きには、大西さんが考えた「睡龍」のキャッチコピー「孤高の発酵アーティスト」と書いてある。この酒を造っている杜氏の加藤さんの事だ。

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飲んでみた。

うん!これだ!この味だ。この温度だ。やはり大西さんのお燗は素晴らしい。大阪まで来て良かった。

 

 気になる料理の品書きは、数多くあってどれから注文するか迷ってしまった。 

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結局、鰆の昆布〆を注文する。

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鰆の旬は名前の通り春だと思っていたが、食べると脂が乗っていた。〆具合もいい。醤油の味も好みのものだった。酒の肴はこういうのがいいんだよな。これだけで三杯はいけるぞ。

 

と言うわけで、次々と酒を頼んだ。

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この他にも飲んだが、撮り忘れていた。

 

俺は「大江戸日本酒まつり」で大西さんの燗酒を飲んでから、彼がどの様にして燗酒にハマってこの店を始め、燗酒の名店として今日に至るのか、興味があった。

俺と大西さんは歳が近く、お店を始めた頃と俺が燗酒を飲み始めた頃がほぼ一緒である。

その頃の日本酒は、冷やして飲むのが当たり前で、それが粋であり通の飲み方とされ、燗に向いた真っ当な酒を燗で出してくれる居酒屋など無かった。

燗を付ける設備がある店で、燗に向いた酒を燗にして欲しいと頼んでも、店の人にそんな事をするのはもったいないと言われ、燗酒の旨さを知る人間にとっては、肩身の狭い思いをした時代だった。

 

その日は、俺の他にお客さんが三組いたので大西さんは忙しく、ついにその事を聞く事は出来なかったが、彼はきっと一人で日本酒の飲み方の概念を変えようと、真っ向から立ち向かって行ったのだろう。苦労も多かったと思う。

その話は俺がいつか大阪に行って、大西さんと飲む機会があればその時までとっておこう。仕事の合間に出来る話でもないだろうから…

 二時間程ではあったが充分に大西さんの燗酒を堪能出来た。

 

「蔵朱」を後にしたら、今度はすぐ近くの「べにくらげ」へ。

酔っていたのか、店先の生け花の写真しか撮っていない。

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連絡しないで行って突然俺が現れたので、大将と女将はびっくりしていたが、事情を話すと納得していた。

「べにくらげ」は燗酒オンリーでは無いので、ストライクゾーンの狭い俺が飲めるお酒は「蔵朱」よりは限られてくるのだが、大将の作る料理と女将の燗酒が絶品で、いつも訪れるのが楽しみなお店だ。

訪れた時間が、一旦お客さんが引けた頃合いだったので、ご常連や大将と女将と酒に関する情報交換や、前回来た時に会った福岡の酒造会社のMさんに教えてもらった静岡の四川料理と燗酒の店に行った報告も出来た。

まったりと飲んでいると、お客さんが来始めたので、酔っ払いは店を後にした。

 

夜も更けて、微妙な時間帯でお店に入れてくれるかどうかギリギリだったが、せっかく大阪に来たので更にもう一軒。

博労町にある「燗の美穂」へ。

お分かりだろうか。この平盃かなりの大きさなのだ。

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京都で買った平盃と比べるとこんな感じだ。

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店主の美穂さんによると、これだと燗冷ましも出来てゆっくりと飲めるらしい。

俺はせっかちだから、どんどん飲んでしまった。何度も平盃に注がなくていいのだが、その分飲む量は確実に増える気がする。

そんな店主の策略(?)にハマって、遅い時間にもかかわらず、三杯も飲んでしまった。

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画像は「蔵朱」にも「べにくらげ」にも無かった、大阪では珍しい、いつも飲んでる神亀

 

さすがに三店舗巡ると、すっかり飲み過ぎてしまった。この様なはしご酒は、旅ならではだ。本当は一店舗ずつゆっくりと飲みたいのだが、何泊もする訳にもいかず、店主の皆様にはご勘弁願いたい。