バイクと酒と…

バイクと酒と、その他もろもろ書いてます。

高知県四万十市にある温浴施設「いやしの里」に行ってきた

 高知に帰省中の俺、サウナに入りたくなってしまい、検索してみたところ、近くにサウナのある温浴施設が二ヶ所ある事が分かった。

「平和な湯」と「いやしの里」だ。

 四万十温泉 平和な湯

 四万十いやしの里 | 【公式HP】四万十の宿

 どちらも四万十市内にあり、30分以内に行ける場所だ。

 今日は「いやしの里」に行くことにした。

「いやしの里」は市内からバスで30分程の四万十川の河口近くの下田にある。

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 車で行くと15分位だろうけど、ビールを呑むことを想定してバスで行く。

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 30分程で着いた。宿やレストランもあるようだ。

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 近くにはキャンプ場もある。年末なのにキャンプ客も居た。

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 中に入ると靴を脱ぎ、靴箱の鍵をフロントで渡しお金を払う。料金は680円。

 脱衣所には洗面とドライヤー、体重計、給茶機があって冷水が飲める。

 浴室は温泉と薬湯、サウナと水風呂。外の露天風呂は海水を沸かした湯で、隣はウッドデッキで外気浴も出来る。

 温泉は市内の安並と云う場所から運んで来ている。ちなみにそこには温泉スタンドがあって、50リットルを100円で誰でも買って帰る事が出来る。

 サウナは温度設定が低く80度程なので、汗を掻くには少し時間が必要だが、サウナ専門店では無いので仕方あるまい。

 それでも、水風呂は体感が17度位で俺には丁度良いのだが、他のお客さんは冷た過ぎるのか、隣の洗い場のシャワーヘッドを水風呂に突っ込んで、お湯を入れて温度を上げている人がいた。

 水風呂の後にウッドデッキのチェアで外気浴をしたのだが、冬とはいえこの日は少し暖かく丁度良い感じ。周りは自然がいっぱいだから、空気もうまい。それに小鳥のさえずりが常時聞こえているのが非常に良い。とても癒やされた。

 サウナ→水風呂→外気浴を数回繰り返し、今度は温泉→薬湯→水風呂→外気浴とルーティンの中に必ず外気浴が入るほど気に入ってしまった。

  2時間以上浴室に居た。大満足で風呂から上がり、ビールの自販機を探すが見当たらない。フロントで尋ねると、飲酒運転防止のためこの施設はアルコールの販売は無いとの事。

 この施設を利用する人の99%の人は、クルマで来ているのだろう。呑めないのならクルマで来れば良かった。

 帰りのバスまであと1時間以上あるので、2階の休憩室へ。リクライニングシートのある休憩室は誰もいなくて寛げた。

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 前日訪れた高知市内の「高砂湯」よりさらに遠く、高知空港からだとクルマで3時間はかかるだろうが、最高の外気浴が出来るのでサウナファンや温泉好きな方にオススメですぞ。

 

 

 

 

高知市の老舗サウナ「高砂湯」に行ってきた

 年末に高知に帰省した。

 高知駅に到着して迎えが来るまで少し時間があったので、以前から気になっていた老舗のサウナ「高砂湯」に行った。

 高知駅から歩いていける距離だ。

 一階には銭湯、二階にはサウナがあり、銭湯は昼から、サウナは朝から営業している。

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 二階に上がって自動ドアを入ると、靴を脱ぎ銭湯風の下駄箱に入れる。

 フロントでお金を払う時、女将さんに前から来たかったと伝えると、

「地味にやってるだけですから」と謙遜されてしまった。

 入場料は600円。当然この料金なのでタオルや館内着は付いて無い。貸しタオルはあるとの事。

 数人の常連さんが休憩室で、競輪グランプリのテレビ中継を見て、皆さん真剣に予想していた。この雰囲気、かなりディープだ。

 脱衣所には洗面、ドライヤー(20円)、浴室の入り口には給水機、体重計がある。

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 サウナは高温とスチームの2種類があった。

 創業以来使用されていると思われる高温サウナの中の温度計の表示は80度だが、もっと上がっているような気がする。充分な温度で、汗も吹き出す。

 サウナストーブはブリキの板で、ほぼ壁一面が覆われていて見る事は出来ない。

 テレビはあるが12分計は無くて、砂時計があるのみだ。

 スチームサウナは高温サウナにくらべて温度が低く、汗があまり出そうに無いので覗いただけ。

 浴室は広い。水風呂、打たせ湯、ジェット風呂、電気風呂は贅沢に二箇所もある。

 高温サウナの入口の近くに、玄関の呼鈴のスイッチがあり、「打たせ湯」と書いてあるので押してみると、かなり離れた湯船の上から勢いよく湯が飛び出してきた。

 洗い場の椅子は、みかげ石で出来ていて造り付けになっている。昔のサウナはこれが一般的だったのだろうか?珍しい。初めて見た。

 特に、水風呂がいい!それほど大きくはないが深さがあるので温度の変化が少ない。温度計は無いが体感で20度は下回っている感じだ。また、井戸水を使っているのだろうか、水質も良い。

 外気浴は出来ないが、サウナと水風呂で満足した。

 昭和レトロな趣きの「高砂湯」だが、ホームページにはなるほど、昭和29年創業と書かれていた。にわかサウナファンなので何ともいえないが、こんな渋いサウナは日本でも貴重な存在なのでは?

 高知は、よそから来るには遠いが、この店は全国のサウナファンの方に是非訪れて欲しい。 

 

 

大阪府 難波 「スパディオ」に行ってきた

 年末、少し忙しく予定もあまり立てずに大阪を訪れた俺。

 大阪市内でサウナのある宿泊施設を探していると、何軒か候補があった。

 そのうちの一つ、今まで泊まった事のない「スパディオ」に泊まる事にした。

 プロサウナーのトントン先生のブログに、少し残念と載っていたので回避しようと思っていたが、残念具合を見に行って欲しいとコメントを返して頂いたので行く事にした。

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 昼過ぎにチェックイン。

 カプセル宿泊料金は3800円。この施設は女性も利用出来る。

 早速ロッカーで館内着に着替えて、浴室のあるフロアへ。身体を洗ってまずは風呂へ。湯は地下1000mから湧き出る温泉で、打たせ湯、ジャグジー、ラドン湯、白湯、岩風呂と種類も豊富だ。

 サウナは、高温と塩サウナの2種類。高温サウナの中は温度は充分なのだが、トントン先生の仰る通り乾燥していた。

 立派なサウナストーブ上のサウナストーンに天井から自動で水が垂れるのだが、その量が少ないのだろう。 他の店でも同じ装置を見たが、もっと水の量は多く垂れていた。

 このサウナの独特な所は、個人用のサウナマットは無く、サウナ内には館内着のパンツを履いて入るようにと注意書きがあった。リネンの種類を少なくしてコストを下げているのだろう。    

 タオルと一緒にパンツが大量に浴室の入り口に 用意されていた。

 だが、いちいちパンツを履いてサウナに入り、 水風呂に入る前に脱ぐのは面倒くさい。タオルを数枚持って入り尻の下に敷いて、汗をサウナ内に残さなければ良いのではないかな?

 水風呂は、体感で20度は下回っているようで満足したが、種類が豊富な風呂に比べて狭いのが残念。

 外の岩風呂の側には外気浴スペースがある。近くの高層マンションから目隠しの為のすだれがあるのだが、所々壊れていて残念。

 建物の5階にあるので目の前を走る阪神高速15号堺線が近く感じる。近くの「アムザ」の外気浴スペースも同じように目の前が高速道路の風景だが、「アムザ」は6階なので少し開放感がある。

 サウナ→水風呂→外気浴を繰り返した後は、もっぱら岩風呂でゆっくりした。

 風呂から上がり、フロントでドリンク一杯サービス券を貰っていたので食堂へ。

 小ジョッキとはいえ、サウナ後のビールのサービスはイイね。しかし、カウンターで呑んでいると、目の前の厨房のコンロから何故か白い煙がもうもうと出て来たので、直ぐにその場を離れた。その後も普通に営業していたので大事には至らなかったらしいが、ゆっくりと呑めなかったので、やはり残念。

 それから外に呑みに行き、終電を過ぎてカプセルに帰還。翌朝寝坊してしまい、サウナと水風呂にささっと入ると、朝食を摂る時間が無くなってしまい、食堂は利用せずにチェックアウトした。

 振り返ると、温泉は良かったけど、サウナ→水風呂→外気浴はいまひとつで、「ととのう」事は無かった。

 トントン先生、残念具合が良く分かりました。

 

 

 

 

「アフロ女将が贈る!いちがいおかんと日本海」に行ってきた

暮れも押し迫った12月のある日、「アフロ女将が贈る!いちがいおかんと日本海」と云う陶器ギャラリーのイベントで、アフロヘアでお馴染みの、元朝日新聞記者の稲垣えみ子さんが日本海側のお酒のお燗をつけるのだ。

陶器ギャラリーのイベントらしく、酒器が多く用意され。その違いも楽しみながら燗酒が呑めるとの事。面白そうなので行ってきた。

店頭のポスターも、昔のレコードジャケットみたいでカッコいい。センスがいいなぁ。

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最寄りの中目黒駅周辺は、目黒川で行われているイルミネーション見物の人々でごった返していた。

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イルミネーションを見るよりも、酒を呑みたい俺は人の流れをかき分けて、青葉台にあるギャラリーに向かった。
ギャラリーには開始時間を少し過ぎたばかりだが、もう既にたくさんのお客さんが集まっていた。アフロヘアの稲垣女将が燗銅壺(かんどうこ)の前に立ちお燗をつけている。

稲垣さんは、会うたびにアフロが巨大化しているようだ。

前回お会いした、「大江戸日本酒まつり」の時↓

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今回のイベント。真剣な顔でお燗をつけている↓

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ギャラリーに入ると偶然にも、「神田新八」代表の佐久間丈陽さんに会った。

【神田 新八】|神田|居酒屋|宴会|接待|会食|神亀

神田 新八 本店 神田 和食全般 | 佐久間 丈陽 氏
彼とは何故か、思わぬ所でばったりと出会う事が多い。佐久間さんは最近、この近くの中目黒高架下に「伍燗」と云う新店を開店している。先日、開店の知らせの葉書を頂いていた。
お店を少しの間だけ抜けて、このイベントの様子を見に来ていたのだ。

たくさんのお客さんが一気に訪れたため、稲垣さんは戸惑っていたが、佐久間さんがアドバイスをしてスムーズに燗酒が提供できるようになった。流石はプロだ。

彼は10月に神田の金物通りで行われた「大江戸日本酒まつり」の主催者でもある。

大江戸日本酒まつり 2016に行ってきた - バイクと酒と…

日本酒、特に燗酒の普及に余念がない。いつ会っても腰が低くて真面目な青年だ。といっても、もう30代後半だから青年と云うのは憚られる歳かもしれない。

父上から家業を引き継いだ時、お店は2店舗だったが、現在では6店舗とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで突っ走っている。

俺は彼に会うと、商売で成功する秘訣を教えて欲しいと聞くのだが、こちらの訪ね方が悪いせいか、もしくは卑しい顔になっていて呆れられているのだろう、いつもはぐらかされて教えてくれないのだが、周囲の人から伝え聞く話では、彼はいつ寝ているのだろうと思われるほど、いつも仕事をしているそうだ。

それに彼の話を聞いていると「ご縁があって…」と度々「縁」と云う言葉が出てくる。
飲食業は蔵元、生産者やお客さん、従業員との縁も大事だろうし、新店を出店する際の不動産会社との縁も大事だろう。

よく働き、人と人との縁を大事にするのが商売を成功させる秘訣なのかも知れない。

こうして年に数回、少しの間だけだが、彼に偶然にばったり会う事も何かの縁なのだろう。彼にとっては俺に会う事は何のメリットも無いが、俺にとっては色々な事を考えさせられるきっかけになるので、こうして彼と会えるのは、ありがたい事だ。

 

稲垣さんの燗酒は、俺の好みの味だった。ただ、人が多くてせっかくたくさんの酒器があるにもかかわらず、器との相性を合わせる事が出来ず少し残念だったが、燗酒を呑む人が多く居る事に関心した。是非とも佐久間さんのお店に行って頂いて燗酒をどんどん呑んで欲しいものだ。

押上の「酔香」に行ってきた

12月のある日、押上にある日本酒バー「酔香」に行ってきた。

酔香|東京都押上の日本酒バー

「酔香」のマスターのSさんとは、その昔、俺が池袋の会社でサラリーマンをしていた頃からの呑み仲間だ。仲間と書いたが彼の方が10歳程歳上だ。

 当時、池袋の会社のすぐ近くに小さな居酒屋があって、そこで彼と知り合った。

 その店は広さはわずか6坪。カウンターと小上がりが1つの小さな店で、メニューも無く初めて入った時には怪しい感じがしたが、今でいう日本酒バーの様な店だった。ちょうどバブルの頃で巷には派手な店ばかりだったので、それとは真逆の、渋く日本酒を飲ませる店は、知る人ぞ知る隠れ家的な存在だった。あの太田和彦さんも訪れた事があるらしい。

 集う常連は皆さんが俺より年上で、個性的だが素敵な人達ばかりだった。

 その中でもSさんは上品な大人の酒呑みで、いつも店にはスーツにネクタイを締めた姿で現れ、ダンディなイメージがあった。

 その彼が長年勤めた大手出版社を辞め、6年前に突然押上で日本酒バーを始めたのだ。

 開店日を聞きつけ行ってみると、初めて見る彼のカジュアルな服に前掛けの姿。これが意外と似合っていて(失礼)、店のしつらえが酒屋を改装した下町風の趣のある内装のせいか、既に何年も営業しているような立派な酒場の主人に見えた。

 ちょうどその頃、押上に仕事場があったので足繁く通った。

 最近は足が遠のいていたが、その日はSさんにちょっとした良い報告があったので、久しぶりに訪ねた。

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これはマイ平盃で、開店当初から店に預かって貰っている。丹波立杭焼の作家の方に縁をできる限り薄くして作って貰った焼締めの盃だ。

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久しぶりに呉春(ごしゅん)を。この酒は色々と思い出がある。俺の日本酒好きは、実はこの酒から始まったのだ。

先述の池袋の店の戸に、日本地図が描いてあった。全国各地の地酒の銘柄が書いてあるのだが、大阪の辺りに「呉春」とあった。

その頃日本酒に詳しい先輩から、大阪の呉春と云う酒が旨いと聞いていたので、その店に入ってみた。その時、呉春は無かったが色々な日本酒を飲ませてもらい、日本酒ファンになったのだ。

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御祖酒造の「遊穂の湯〜ほっ。」温泉マークはやはりこの形がしっくりくる。

この他に画像は無いが、神亀純米酒ハートランドビールなどを呑んで酔っ払ってしまい、いい加減になってきたのでお勘定をして帰った。

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船橋のサウナ「ジートピア」に行ってきた

12月のある日、船橋のサウナ「ジートピア」に行ってきた。

千葉県船橋市のカプセルホテル&サウナ&マッサージ ジートピア JR総武線 船橋駅・京成線 船橋駅 3分の好アクセス。

 JR船橋駅から徒歩3分と書いてあるが、5分くらいかかっただろうか。

 先月までは「モンシャトー」と云う名前だったらしい。食堂のメニューには前の店名が書かれていた。その辺にユルさを感じる。

入館料は、日中は千円+消費税。深夜はさらにプラス千円。

 館内にはリクライニングシートやカプセルもあって全て追加料金無しで利用できるので、かなりの激安価格だ。

 店内に入ると靴箱の鍵を渡されて靴を収納し、フロントでお金を払い、ロッカーの鍵を渡される。一階のロッカーで館内着に着替えてから二階の浴室へ。

 浴室の前にはマッサージ室があって、外国人のお姐さんに「マッサージどうですか?」と声を掛けられた。俺はいつもサウナではマッサージは受けないのでスルー。

 浴室の中にはアカすりのコーナーもあって、これまた外国人のアカすり担当のお姐さんにしきりに声を掛けられるが、俺はアカすりもしないのでスルー。お姐さんの声掛け効果があるのか結構な人数がアカすりを受けていた。

 入館料が安い分、他の所で回収しているのだろう。カプセルのテレビも有料だったし徹底している。

 肝心のサウナと水風呂だが、サウナは低温と高温の2種類あって、高温は100度以上をキープしている。壁など経年劣化も見られるが概ね良好。

 水風呂は少し小さめ。水温計は無いので正確な温度は分からないが、体感では20度は下回っているので充分だ。店の人が温度計を持って計りにきたので設定を聞くと18.8度だった。

 しかし、俺が入った時間帯は、お客のマナーがすこぶる悪く、皆が汗を流さずそのままドボンしていた。

 俺が入ろうとすると水面に白く垢が浮いていたので、「サウナしきじ」の常連さんの様にがっつり桶で水を掻き出してから入った。

 最近良く行く赤坂のオリエンタルでは、こういう事態には遭遇しなかったんだけどね。ここの店はそれが普通なんだろうな。まぁ千円+消費税だから文句は言うまい。嫌なら帰ればいいし、そうでなければ掻き出せばよいのだ。

 湯船は二つ、ぬる湯とあつ湯があって温度の設定が抜群に良かった。 ぬる湯に長く浸かってからあつ湯に少し入ってからの水風呂のローテーションが気に入った。

 リクライニングシートのあるフロアには食堂もあるので一日中だらだらと滞在できる。ユルさが合わない人にはおすすめできないが、コスパが高いのでまた行ってみる事にしよう。

 

 

 

 

シンポジウム「関東の大雪に備える」に行ってきた2

そもそもこのシンポジウムは、2年前の2月に関東に大雪が降った事に起因している。
普段はめったに雪が積もらない小雪地帯の関東で、東京で30cm、特に山梨県では1m以上もの記録的な積雪になり、道路上で動けなくなった多くの車が何日も立往生したり、集落の孤立が数多く発生した。
この時に何が起こっていたのかを検証し、今後この様な大雪が降る恐れのある時、我々はどうすれば良いのかを考えよう、と云うのがこのシンポジウムの趣旨だった。

詳しくは、このシンポジウムが5時間にも及ぶ長丁場だったのと、内容がかなり専門的な事になるので、ここには書かない(書けないのではない)。

ざっくりとした事で云うと、

関東の雪の予報はまだ解明されていない事が多く不確実な事が多い

大雪が降り、車が道路上に立往生すると除雪が進まず、救急車などの緊急車両の通行の妨げになるので、大雪の恐れのある場合は不要不急の外出は控える

道路が不通になり孤立し、さらに着雪や倒木で電線が切れて停電が多く発生した。電気を使わないストーブや、数日の食料やスコップなどの少しの備えをしておく

など


シンポジウムのHPに荒木さんが撮った動画のリンクがあるので、興味のある方はそちらを見ていただきたい。

シンポジウム「関東の大雪に備える」2016年12月10日@気象庁講堂

中でも俺が興味を持ったのは、雪氷のセッションでの積雪の深さ・重さ・密度を観測する市民ネットワークを構築する、と云うものだ。
荒木さんがTwitterのユーザーに雪の結晶をスマホで撮ってツイートしてもらうのと似ているが、こちらはかなり専門的になるので、誰にでも出来るものではないと思う。
しかし、観測は天気予報の根幹なのだ。
いくらスパコンが発達した現在でも、観測した値をスパコンに入力しない事には予報は出来ない。気象に興味を持ち天気予報の精度が上がる事に期待をしている人は少なくはないだろうから、大勢の人々がこの雪の観測に協力していただきたい。

この日、一般の参加者の中には、俺が確認しただけでも、NHKの気象キャスターの斉田季美治さんや関口奈美さんの姿もあった。他にも多数の予報業務に携わる人が参加していたのではないだろうか。
荒木さんが普段からTwitterで発信しているおかげで多くの人が集まった。これを機に天気の研究が一気に進んで、予報の確度が高くなり、災害が減ることを願う。